みなさんは鍵屋さんに鍵を交換してもらった経験はありますか?私たちの日頃の生活の中に深く浸透し、あらゆる時や場所、状況において使われている「鍵(かぎ)」というものについて、解説および考察を試みていこうと思います。鍵とは、一般的に「錠前」を開けるたり閉めたりするための器具であり、まず、頭に浮かぶのは、住宅や学校、会社、その他の施設など、建築物のドア・窓・門・扉などに使われているということです。また、私たちが日常的に使用するデスクの引き出し、バッグ、自動車、バイク、カバン、金庫、スーツケース、ロッカー、戸棚から、宝石箱や鏡台、日記帳まで、ありとあらゆる物品にも取り付けてありますね。このようにして、鍵はその建物に入れる人、あるいはその物品を使う人を制御することによって、人の安全や財産を守っているという存在意義があるのです。もっともポピュラーな鍵のイメージとしては、錠前や鍵穴に刺すための、一つ一つが違う形の刻みを持った金属の器具を想起しますよね。しかし、昔の建物や物品には今のように鍵穴はなく、もともとの鍵とはあくまでも建物や物品に取り付けられた錠前を開けるためのものでした。また、現代では鍵と錠前の組み合わせを「鍵」と呼ぶ場合が多いのですが、本来は錠前を開け閉めするための器具が鍵だということも改めて述べておきます。
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